墓石販売、霊園経営の石のオカダと、終活サイトのリガーズサービズがコラボ。
今までにない、ITサービス付きのお墓と霊園の販売を開始しました。
「なごリスト」は、お墓参りの際、スマートフォンやタブレットでご先祖様の写真や映像を閲覧することができるサービスです。お参りするだけのお墓参りではなく、お子さんやお孫さんが家族の歴史を学ぶきっかけになることでしょう。
心に刻まれた故人との思い出が鮮明に甦り、真心を込めたご供養をすることができます。また、自分のルーツを確認するとともに、お子さんやお孫さんと家族の歴史についてコミュニケーションが取れる、楽しいお墓参りになることでしょう。
深刻化する「いじめ」問題など、
子どもを取り巻く様々な環境下では他人に親身になれず、”傍観者”となる子どもが増えています。
そんな中、日本人の生活に大変馴染みの深い「供養」が、
子どもの「やさしさ」を育てるためのヒントになるという調査結果がでました。
他人に親身になって寄り添う、困っている人を助けたい——
お子さんやお孫さんを、心豊かな「やさしい」子どもに育てたいという気持ちは、世の中の父母・祖父母に共通した願いです。
心やさしい子どもに育てるために、両親や祖父母はなにをしてあげられるのでしょうか。
「いじめ問題」を長年研究している尾木ママこと教育評論家・尾木直樹氏は、子どもたちのやさしさ・思いやりを高めるためには「日常の各家庭に根付いている”習慣・文化”の中に何かヒントがあるのではないか」と感じ、お墓参りや仏壇に手を合わせる「行為」に着目。
全国の中学1年生〜高校3年生(12歳〜18歳)の男女約1200人を対象に、「やさしさ」と「お墓・仏壇参り」の関係性を、薫香メーカーの株式会社日本香堂と共同で調査しました。
出展:株式会社日本香堂~『子ども達の「供養経験」と「やさしさ」の関係性』調査~
お墓参り・仏壇参りの供養経験と他者へのやさしさに対する比較を行ったところ、 大きな差が見られ、統計学的有意も認められる結果となりました。
出展:株式会社日本香堂~『子ども達の「供養経験」と「やさしさ」の関係性』調査~
お墓参りを「年1回」以上か、それ未満かの2グループに分けて比較したところ、
「誰かに悩みを相談されたとき、『そんなことは知らない』とは思わない」と回答した子どもは
「年1回以上」定期的にお墓参りをするグループで【54.1%】に対し、年1回未満グループでは【44.6%】に留まっています。
「誰かが落ち込んでいるとき、その人に手を差し伸べることができる」と回答した子どもも、
年1回以上のグループでは【37.9%】、年1回未満のグループでは【29.2%】と、全8項目で6〜10ptの差が生じ、
うち7項目では統計学的有意が認められました。
子どもたちは、教科書や口頭だけで言って聞かせるよりも、
両親や祖父母らを手本にし実際に行動することで、たくさんのことを学んでいきます。
そして、日々の暮らしで毎日仏壇に手を合わせたり、折々にお墓参りをする両親や祖父母の存在があることで、ご先祖様などの見えない存在に対しての感謝の気持ちや畏敬の念を意識化し、
それが「他者へのやさしさ・思いやり」に繋がっていくということが、この調査結果から読み取れるでしょう。
これらは単純に、「手を合わせて参拝・礼拝していれば良い子に育つ」ということではありません。
渡辺和子氏の著書「愛と祈りで子どもは育つ」の中にこんな一文があります。
親は、自分が持っていないものを子どもに与えることはできません。
やさしい心を持った子どもに育ってほしいと思えば、親がまず、思いやりのある人となり、
他人の痛みをわかろうと努力をすることが必要なのです。
引用元:渡辺和子「愛と祈りで子どもは育つ」PHP研究所
両親や祖父母、まわりの大人達が他人に思いやりを持ち、ご先祖様にも畏敬の念を払い感謝するという文化の中で、子どもたちはそんな姿勢を見てやさしい子に育っていくのでしょう。